平成30年度 入学式 校長式辞
4月6日(金)、さいたま市文化センターにて、平成30年度入学式が行われ新入生997と保護者の方々を仲間に迎え盛大に祝福しました。
春の風が新たな季節のスタートを告げる今日の良き日、平成三十年度入学式を挙行できますことは、私達教職員一同にとりまして、この上ない慶びであり誠に嬉しく存じます。
ご来賓の皆様に申し上げます。
本日は、お忙しい中ご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。
ご来賓の皆様におかれましては、平素より本校生徒の諸活動を見守っていただき、誠にありがとうございます。
本日より本校生徒となる新入生達につきましても、在校生達同様に暖かく見守って下さいますよう、お願い申し上げます。
保護者の皆様に申し上げます。
お子様のご入学、誠におめでとうございます。
これまでお子様を育ててこられました保護者の皆様の御尽力に、心より敬意を表するものであります。私達教職員は、大切なお子様の進学先として、多くの選択肢の中から本校をお選びいただいた保護者の皆様の思いを真摯に受け止め、お子様達の大いなる成長を目指して全力で教育活動に取り組んでまいります。
どうか、本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
浦和学院高等学校を代表して、皆さんを心より歓迎いたします。
ここで皆さんに、改めて本校を紹介させていただきます。
学校教育の目的は、生徒達に「生きる力」を身に着けていただくことであります。
ここで言う「生きる力」とは、確かな学力、豊かな人間性、健やかな体の3つの力のことです。そして、現在、国家的なレベルで進行している教育改革では、この「生きる力」を、国際化、情報化が進行する、これからの時代に対応するための「21世紀型能力」として、言語スキルや情報スキル等の基礎力、問題点を明確にし解決に導く思考力、主体性を持って多様な人々と協働する実践力であると整理して説明しています。
こうした時代の流れを受けて、本校では「21世紀型能力」を身に着けるための「21世紀型浦学教育」を推進しています。具体的には、生徒一人ひとりの健康と安全を第一に考え、確かな基礎知識と積極的な応用力を備えた真の学力を身に付けるための授業を行うとともに、国際教養を身に付けるための様々な機会を設けて、生徒一人ひとりの想像以上の未来につながる「感じ、考え、行動する力」を育む多彩なライフスキル教育活動を展開しています。
本校は、とても大きい学校です。大きな学校の第一のメリットは、様々な個性を持った友人達との交流です。自分と異なる個性との交流は自己認識と共感性を深めます。そして、それぞれの分野で活躍する友人達とともに過ごす学校生活は、多様性を受容する寛容な精神を形成するとともに、周囲に流されない主体性を育むものであります。大きな学校の第二のメリットは、多くの選択肢の中から選べる環境があることです。類型やコースの選択、部活動の選択、文系や理系等の専攻の選択、様々な分岐点での意志決定は成長の契機でもあります。さらに、本校にはクロスカルチャーツアーや石巻・東松島交流行事等の希望者を募る行事も数多く用意されています。参加するかしないかの選択もまた、自己の精神を鍛える糧となるでしょう。そして、それぞれの選択した物事に取り組む中で「壁」に突き当たったとしても、自らの意志で選択したことであれば、きっと頑張れるのではないかと思います。
このように、本校は「常に前向き、そこに夢と希望がある明るく開けた学園」を目指しています。新入生の皆さんは、これからの三年間、健康と安全に気を配り、毎日の学習活動や進路活動に励むとともに、国際教養やライフスキルを高める機会を積極的に活用し、これからの時代を生き抜くための力を身に着けてください。各自の自覚ある行動を期待します。
本校では、長年に渡り、生徒と教職員はもとより、保護者の皆様、後援会や同窓会の皆様、地域の皆様、そして様々な交流活動を通じて絆を繋いだ全ての皆様方と連帯して「浦学ふぁみり~」を形成し、「頑張る仲間をみんなで応援」の精神で、生徒達の挑戦と成長を応援して参りました。
新入生の保護者の皆様におかれましても、今後は「浦学ふぁみり~」の一員として、地域の皆様や後援会・同窓会の皆様、そして私達教職員と一緒に、頑張る生徒達を応援して下さいますよう、お願い申し上げます。
平成三十年四月六日
浦和学院高等学校
校長 石原 正規