弓道部活動報告
6月28日
放課後、遠的練習のため、上尾にある県立武道館で本校弓道部二、三年男子4名が練習に参加しました。6月25日から28日まで埼玉高体連弓道専門部で確保し、校内で遠的練習できない学校のために開放していて、本校弓道部はこの日のみ参加しました。毎日来ている学校も多く、大変賑わっていました。
6月29日
国体錬成会に三年男子1名が参加。国体少年の部に参加する意欲と実力のある選手が埼玉県内から40名が参加しました(女子は52名)。ここまでの試合結果や練習会の結果によって、本校選手は暫定11位でした。そしてこの日の近的12射と遠的12射を含めて上位12位タイになっていれば翌日午前の選考会まで進めるところでした(その中で上位3名が国体選手になる)が、あと一本的中が足りず、14位タイの結果で終わってしまいました。彼は昨年も国体選手を目指し、錬成会まで進んでいました。そのとき彼はもっと低い順位でしたが、一年上の先輩も参加していて、12位には二本足りずに14位タイでした。先輩を目標に頑張っていたのですが、少年の部で国体選手になることは叶いませんでした。
この生徒は主将だったのですが、大変コミュニケーション能力が高く、こうした練習会や練習試合で知り合った他校の選手や顧問の先生と打ち解けていました。部活動以外でも、他校の選手と外部の道場に練習に行くなど、練習好きな選手でした。「知らない人」と仲良くなることで、試合で緊張しないよう、本人なりに考えた結果だったのだと思います。また、大学に入ったら、同じ弓道部で仲間になるかもしれないとも考えていたのだと思います(あるいは、単純に同学年で同じ趣味を持つ仲間が増えて喜んでいただけかもしれませんが…)。本校弓道部の黄金期は20年以上前なのですが、そのときでも国体選手を輩出することはできなかった(あとインターハイも)ので、この念願を果たすのは来年以降に持ち越しとなります。
6月30日午後
午前の国体選考会が終わって、遠的全国大会の県予選に本校二、三年男子4名が参加。1名が集合時刻に間に合わないアクシデントがありましたが、ギリギリ間に合い、リザーブ(補欠)1名の出番が無くなりそうになりました。しかし、前日調子の悪かった前主将がリザーブと交代を申し出て、彼はサポートにまわりました。その意気に感じたのか、リザーブだった選手が8射7中の大活躍(この日に7中以上の男子選手は全体で8名のみ)で、チームの総的中12中の半分以上を一人で稼ぎました。この選手はもともと期待されて、実績もあったのですが、長いスランプに陥り、最後の最後で復活することができました。試合結果としては、あと一本で入賞の競射に参加でき、あと二本的中していたら全国大会出場をかけた競射に参加できるところでした。遠的練習は全体としては数回しかしていない中でこの成績は立派だったと思います。
こうした結果をまずは二年生にしっかりと受け継いでもらいたいと思います。期末テスト前の練習会や大会のため、例年本人が希望した場合のみ出場することにはなりますが、来年の国体選考はオリンピックの関係で日程が大幅に早まることが予想されます。そうなれば、定期テストの心配はなくなりますが、もし国体選手に選ばれることを目指すのであれば、それに見合うだけの射を、例年よりも早い時期に身につけなければなりません。そのためには日々の練習が大事になります。一日一日の積み重ねが大切です。これはすべてに通ずることです。テストも頑張りましょう。(待ち時間にはちゃんとテスト勉強をしていました)