国際バカロレア(IB)教育とは
- 国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラム(1968年に設置)
- 世界のどこにいても世界的水準の学習ができるようプログラムされた学習法
- 高等学校段階のディプロマ・プログラム(DP)で所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能
国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。
この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。
IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。
1探究する人
2知識のある人
3考える人
4コミュニケーションができる人
5信念をもつ人
6心を開く人
7思いやりのある人
8挑戦する人
9バランスのとれた人
10振り返りができる人
10の人物像は、IB教育の全人的(ホリスティック)な性質を反映していて、好奇心や思いやりといった資質を育み、知識やスキルを発展させることの重要性を強調しています。同時に、認知的発達だけでなく、生徒の社会的、感情的、身体的な健全性に注意を払い、生徒が自分、他者、そして周辺の世界に敬意を払うよう確実に学ぶことを強調します。
これらのアプローチは、探究、行動、振り返りのサイクルを中心に据え、問いかけること、行動すること、思考することの相互作用を通じて、教師と生徒の日々の活動を支えていきます。また、人間関係も非常に重視しています。これは、教育的な成果とは教師と生徒の関係によって深く形成されるものだというIBの信念を反映しています。また、人々がさまざまに協力して、意味を見いだし、世界を理解していく過程を称える姿勢を示しています。
指導の方法 | 学習の方法 |
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探究を基盤とした指導 |
思考スキル批判的思考、創造的思考、倫理的な思考などの分野を含む。 |
概念理解に重点を置いた指導 |
リサーチスキル情報の比較、対照、検証、優先順位付けなどのスキルを含む。 |
地域的な文脈とグローバルな文脈において展開される指導 |
コミュニケーションスキル口頭および記述によるコミュニケーション、効果的な傾聴、および議論を組み立てることなどを含む。 |
効果的なチームワークと協働を重視する指導 |
社会性スキル良好な社会的関係を築いて維持する、他者の話を傾聴する、対立関係を解消する、など。 |
学習への障壁を取り除くデザイン |
自己管理スキル時間や課題の管理といった管理・調整スキル、および感情やモチベーションを管理する情意スキルの両方を含む。 |
評価を取り入れた指導 |
● 本校の「国際バカロレア(IB)コース」については、下記をご覧ください。
国際バカロレアコース